学資保険を積み立てて行って、無事に満期を迎えますとこれまで保険金が支払われます。
この満期における還元率を返戻率といい、返戻率が高い学資保険ほどお得ということになります。
例えば、１０パーセントの返戻率がある保険に加入しておけば、２００万円を積み立てていた場合には、２１０万円になってそれまで積み立ててきたお金が支払われることとなります。

返戻率が高い学資保険はやはり月々の保険料の支払い額も高いものとなってしまうのでしょうか。
返戻率が高い商品としては、１１０パーセント程度の返戻率と設定されている商品が多いと言えます。
この返戻率が１１０パーセント程度の商品の毎月の一般的な掛金（インターネットやパンフレット等で掲載されている情報は、モデルケースとして３０歳で加入されることを念頭に置いているものが多いと言えます）は、１万円強から２万円程度です。
一般的には１５０００円程度と考えておけば一応の目安としては良いと言えるでしょう。

この金額が高いといえるかどうかは、それぞれのご家庭次第ですので、一概に高い・安いということはできません。
大切なことは、１０年・１５年という期間、余裕を持って支払い続けることができるだけの支出かどうかを、ご家庭でよく話し合い試算するということが大切と言えます。
その他返戻率を高いものとするためには、保険の掛け金を年払いにしたり、可能であれば、すべての掛け金を一括して支払うなどの方法が考えられます。
一括して掛け金を支払うことで返戻率が実質的に１３０パーセントになるような商品もあります。
契約時に親御さんの援助を受けることなどが期待できるのであれば、一括して掛け金を支払ってしまうということも還元率を高いものとする上ではとても有益な方法ということができます。

学資保険はお子さんの将来のためにとても有益です。
家計の状況をしっかりと把握されて
毎月の掛け金が「高い」と言えるか「安い」と言えるかを検討されることが大切と言うことができます。